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"パリでねらったのは、庶民を撮ることですよね。だから、シャンゼリゼーやオペラ通りなどは通りいっぺんという感じで、宿屋の近くの汚ねえところばっかり歩っていました。"
日本写真界の草分け、木村伊兵衛がアメリカのニューカラー作家たちに先駆けること20年前、1954年から1955年にかけパリの街並み、労働者や盛り場、公園やキャフェをカラーで捉えた名作。当時のフジカラーの淡いパステルのような独特の色合いが、パリの煉瓦色の街を包み込んでしまう何ともシックで味わい深き写真集。北井一夫が主宰していた〈のら社〉より刊行。別冊栞欠。函経年スレあり。
(1974年・のら社)