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武田百合子の日記文学の金字塔『富士日記』をとことん精読し、百合子が綴るテキストから派生した膨大な情報を読み解いていく。コンテクストからまるでザッピングのようにさまざまな情報を引用しながら脱線してはまた本編へ。呆れるほどに丁寧な解説で送る、武田百合子『富士日記』を情報学的観点から掘り下げていく、編集者・水本アキラによる怪書。
第二弾はベルイマンから『ツインピークス』、村上春樹からクレイジー・ケン・バンド、『地球に落ちてきた男』まで。一見脈絡のなさそうなつながりから生まれる緩やかで伸びやかな、読むグルーヴ感をどうぞお楽しみ下さい。
(2022年・セルフパブリッシング)