この時期のニューヨークにはほんとうに憧れる。だって通りを歩けばパンクが鳴らされていて、喧騒の向こう側からはジャズが聴こえ、ポエトリー・リーディングやミュージック・コンクレートをどこかでじっくりと聴くことが出来、ストリートにはヒップホップが生まれていた。さまざまな人種、音楽、文化がミックスされ、混沌としたまま街に投げ出されていた時代のニューヨークの住人たち。グレン・ブランカにキース・ヘリング、デイヴィッド・バーンにバスキア、フューチュラにバロウズ、ジョン・ケージにウォーホル。 SOUL JAZZ RECORDSがリリースしていた同名コンピレーションに付随する、 1970年代後半から1980年代のニューヨーク・シーンの立役者たちを捉えた写真集。206ページに渡って、パンク～ノー・ウェイヴに留まらず、ヒップホップや現代アートの重要人物も登場。オビ一箇所ヤブレ。他コンディションは良好です。 (2007年・SOUL JAZZ PUBLISHING)