ポーランド生まれ。パリを拠点にテキスタイル・デザイナーとして活動していたヨーガン・レールは、1971年に来日し、ファッションブランドを立ち上げます。その後、 1999年石垣島に移住し、自然素材と手仕事にこだわったブランド「ババグーリ」を始動。2014年に不慮の事故で亡くなるまで、常に聡明で明確なヴィジョンを持ってものづくりを行ってきました。本書は、監修・装幀を横尾忠則が担当、デイヴィッド・バーンやエットーレ・ソットサスによるテキストを収録したヨーガン・レールのテキスタイル・デザインをまとめた一冊。コットンやウールで織られたヴィヴィッドで詩的なテキスタイルやグラフィカルなプリント・パターン、テキスタイルのメタファーとなったビジュアルが並列にレイアウトされ、ヨーガンのイメージの源泉を窺い知ることができます。裏見返しにテープ剥がれ跡あり。他古書として平均的な状態です。 (1983年・PARCO出版）