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つつがない生活

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自分が職を失ったら、という不安と隣り合わせに生きるわたしたちの生活は、唯一のセーフティネットである生活保護が手薄になっていく社会のなかにある。一寸先は闇というタイトロープのような暮しからはじかれた時にどんなことが待っているのか。万が一そうなったとき、「ぜいたく」とはなんだろう。たまにビールを飲みに行くこと。ペットと暮らすこと。こうしたことは生活困窮者は諦めなければならないのだろうか。『暮しの手帖』最新号の特集「人間らしい暮らしって?」を読みながらさまざまな思いが去来する。潤沢な貯金もなく、大黒柱が自営、妻は会社員でなんとか食いつないでいるわが家にとって、生活が困窮する状態とは決して対岸の火事ではない。万が一そうなったときに、われわれ一家はこのひどく無慈悲な社会のなかで人間らしさをどのように追い求めていけばいいのだろうか。  読みたかった漫画をさっき読み終えた。この本のなかには自由があった。自由とは、日陰者が後ろめたさを感じない自由のことである。人間らしさとは失敗しても、落伍しても、個人としての幸福を希求することである。 新自由主義経済なぞクソ食らえ。最上や最高を求めず、それでも何とかやっていける、という平凡な日常を肯定することが人間らしさだ。 『牛乳配達DIARY』に続く、若き著者(二十代・新婚・自営業・パンクス)が描く、暮しの記録。 (2021年・リイド社)