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自身の画業を見直すため、ニューヨークとパリを数ヶ月ずつ訪れる旅へと出発した画家・猪熊弦一郎はサンフランシスコ滞在を経てニューヨークに到着すると、活潑で騒々しいニューヨークの都市の魅力の虜になり、急遽パリ行きを取りやめます。それから1975年にアトリエを閉じるまで、ニューヨークに居を構えた猪熊は世界有数の美術館やギャラリーで、名画や最先端の美術を思う存分鑑賞し、高層ビルや斬新な建築物を眺め、パレードや路上ライブを楽しみ、路地裏の落書きを夢中で撮影するなど、ニューヨーク暮らしを満喫します。やがてウィラードギャラリーの常設作家として個展を数多く開催、マーク・ロスコ、イサム・ノグチ、ジョン・ケージ、ジャスパー・ジョーンズなどさまざまな著名人と交友関係を深めました。
いのくまさんが都市を呼吸するようにニューヨークの街を歩き、暮らした日々のなかで生み出された作品、自身で撮影した8ミリ映像や写真、大量に所蔵していたダイレクトメールなどの資料から、その時代背景も含めて紹介する丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の企画展「猪熊弦一郎展/いのくまさんとニューヨーク散歩」。「編集長」として編集者の岡本仁氏を、「副編集長」として元ニューヨーカーの河内タカ氏を迎えたその企画展の図録は、カタログのかわりに両氏執筆、編集による32ページのタブロイド紙を発行。
タブロイド型の判型にいのくまさんとニューヨークの魅力がぎっしりと詰まっています。
[CONTENTS]
いのくまさん、ニューヨークへ。
ウィラード・ギャラリーの招待状。
ニューヨークアートシーンといのくまさん。
Shooting a lot of 8mm Film
いのくまさんが愛したニューヨーク建築。
いのくまさんのニューヨーク散歩道。
ニューヨークでの制作。
いのくまさんのアパートとアトリエ。
アトリエの窓より。
ニューヨークの勇人達&訪問者たち。
いのくまさん、壁を撮る。
ニューヨークからの定期便。
●編集:岡本 仁、河内タカ
●デザイン:江藤公昭、水内実歌子(PAPIER LABO.)
●編集協力:古野華奈子(MIMOCA)
●発行:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
●発行日:2021年6月19日
(2021年・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)