other




老人や子どもたち、通りを行き過ぎる人びと。停車場や薄暗い商店。そして家族やミュージシャン仲間たち。それがヨーロッパであろうが、ソウルであろうが、京都であろうが、いつも視点は低く、市井の営みをつぶさに観察して愛用のライカに収めていた音楽家・高田渡。愛息・高田蓮による解説からこぼれ落ちる愛情と、眼差しの鋭さ。すべてが人間臭く、なんとも愛おしい名写真集。
(2021年・リットーミュージック)