池田弥三郎 銀座十二章
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池田弥三郎 銀座十二章

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東京のある喫茶店が移転を余儀なくされたのは入居していた建物の老朽化ではなく、大家がその土地を売り払い 高層マンションを建てるためだとか。いま東京はオリンピック需要に沸き、不動産価格が急騰している影響なのか、 地方に住んでいてもこの手の話を聞く機会が多くなった。 ✴︎ 当時「文芸朝日」に銀座の話を連載するにあたり、彼が参考にしたのは河盛好蔵の「巴里物語」だったという好ましいエピソードが表すように、これはフィッツジェラルドやヘミングウェイが20年代のジャズエイジの時代のパリを懐かしむように、街で生きてきたひとりの庶民がお上の大義とは関係なく移りゆく都市の風俗、そして景観と文化を懐かしむささやかなポートレートだ。民俗学者、国文学者の池田弥三郎が振り返る、かつてあった銀座という街のうつくしい十二章の随筆。 (1965年・朝日新聞社)