
すべてのダダイストたちに捧ぐ。
「少年マガジン」の『天才バカボン』(1967年連載開始)と「少年サンデー」の『レッツラゴン』(1971年連載開始)を中心に赤塚漫画を抜粋、漫画雑誌と同じ判型、コマの余白のクイズや雑学情報、広告も当時のままに掲載するという大胆な手法で、1968年から75年にかけての赤塚不二夫の仕事を1冊にまとめたスクラップブック。
まさにこの時代のアカツカは漫画家としてのキャリアもピークに達していた反面、『まんがNo.1』に代表されるパブリックイメージを覆す狂気スレスレのアーティスティックな表現を始めた時期。
全人類必読の一冊をぜひどうぞ。
(2001年・イーストプレス)