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1977年から数年奨学金を受けた1944年ニューヨーク生まれの Joel Sternfeld は大型カメラを持ってアメリカを撮影旅行し、このAmerican Prospects (1987) を作り上げました。
アメリカの壮大な荒野と自然を切り開き造成(prospect)し、
街を造り暮らすアメリカ。
そんなアメリカに対するアイロニカルな視点に満ちた写真の数々は視るものに一点だけを見るように強いるのではなく、一歩引いた視点で視線を自由に動かし全体を俯瞰できるように撮影されています。
同じようなテーマ性を持つRobert FrankやWilliam Eggleston と比べこの点が大きな違いです。
今回は本人のサイン入りの美品を入手しました。
(2003・Art Publishers・美品サイン入り)